塩谷丸山−遠藤山−天狗山 060527

遠藤山から天狗山へ向かう道はまだ雪が残っていて、途中から登山道を見失い
ピンクリボンに導かれてイケナイ道を歩くことになった。

やっとの思いで送電線と登山道の交点にたどり着いた。

教訓:初めての山で登山道に残雪があれば進むべからず。
    その前に、この時期は登山道の確認が必要!

小樽市塩屋駅裏の登山口 正面突き当りを右へ上ります。 8:53 登山届けを書いて進みます。 丸山まで2.8km
登山道の脇にはスミレや ヒトリシズカが
しばらくは木立の中を進みます。風がないので汗ばみます。 オオカメノキのはな
疲れた人には丁度良い腰掛が出来ていました。雪の仕事でしょうか。 9:51 出発してから1時間で反射板の見えるところへ
ハクサンチドリ 頂上直下のツツジ
振り返ると積丹半島
正面の雪のある山は、左側のピークが余別岳1298m右側が積丹岳1255m、画面左側のピークが両古美山814mでしょうか。  手前の湾は余市湾
エゾノイワハタザオ か
まだ登山道に雪が残っていました。 そろそろ森林限界
頂上直下の岩 山頂付近は岩が露出していて、登山道は手ごろな岩のかけらで整備されている。
10:23 登頂 1時間35分かかりました。
頂上には祠があり、剣と錨が添えられています。
見える見える 足元から向うまで。
積丹半島の山々
画面左から4分の1のところにあるのが羊蹄山で、その右裾野の下にとんがっているのが昆布岳、その右側がニセコの山々(肉眼では見えるのですが…)
丸山から南西方向
正面のピークがこれから向かう遠藤山
錨に絡むように登山道が見えます
右端に羊蹄山の頂が見えます
丸山から南方向
遠藤山から左へ於古発山を経由して、だらだら尾根を歩きます
奥に見えるのは余市岳、朝里岳
丸山から南東方向
左端の急斜面上が縦走終点の天狗山スキー場リフト終着駅
かすかにリフトの鉄塔が見える。黒いごみのように見えるのは鳥です。
この左側は日本海石狩湾
丸山から東方向
丸山登山口から頂上まで2.8kmで、1時間35分かかりました。
ここから遠藤山までは3.4kmなので、2時間はかかりそうです。
遠藤山頂上へは零時40分到着予定です。
10時40分出発します。
一旦下って左にまいて右上のピークを目指します。
頂上直下には雪が見えます。
遠藤山へ向かって下ると植生が変わります。
そうすると、咲いている花も変わり、今までなかったエゾエンゴサクが目につきだします。

竹やぶの中にカタクリもあります。
形からするとシラネアオイでしょう。
日当たりが良くないせいか、紫色で珍しい。

丸山から800mのところ、遠藤山へは2.8km 合わせて3.6km?
丸山の標識には3.4kmだったのに200m増えている。
儲かったのかな?
丸山を左に下った沢の底にあたる所に一番激しく曲がったと思われる標識がありました。
丸山から20分のところです。
ここから右方向へ登り返します。
曲がった標識から45分歩きました。11時45分です。
朝6時にサンドイッチを食べただけなのでお腹が空いてきました。
雪が出てきましたね。
こうなると夏道がどこなのかわかりません。
とにかく上へ登れば頂上へは行けるだろうと…
腐れ雪の上は力が逃げるので、汗をかく割には距離は稼げない (__);;
この辺で昼にしようやー!
ぇえー 先頭はもう少しだからまだ歩くってー\(◎o◎)/!
12:17 遠藤山へたどり着きました。丸山から1時間40分かかりました。
雪の上だから涼しいのだけれども、沢山汗をかいて疲れました。
ここで、下りを想像して手はずを決めておくべきでした。
飯の支度をするのも億劫なくらいに疲れたが、とにかく食わなくちゃーと
まずビールで乾杯、ラーメンの後は酒粕と日本酒を入れた甘酒で体力回復を図る?
13:27 おこばち山を目指して出発 距離1.9km 天狗山までは4.9km
12:17 着だから1時間も飲み食いしていたことになるが、忙しくて30分くらいにしか感じられない。
なだらかな尾根を進む。
疲れもとれ、あと後半はだらだらと下る道だからと気持ちが軽い。
斜面にさしかかると登山道は雪に覆われていた。
が、正面におこばち山が見えているのでそれに向かって進む。
1時半に遠藤山を出発して於古発山へ向かったが、林道から右へ入る遊歩道を5分も行かないうちに雪があり、登山道を見失う。
ここから引き返すのは下るより時間がかかると思い、進むことにした。
山頂を左に意識しながら、道らしき空間を前に進むが、於古発山の標識に会わずにピークは後に過ぎる。

ピンクテープがあり、止むを得ずそれに導かれながら進む。
先頭グループは一列横隊で進んでいるようで、足跡が左右にばらけて方向が定まらない。
急な下り坂に辿り着く。根曲竹を切り払った何とか進める急坂である。
先発隊は既に下に向かって降り出している。

位置は大体把握できてはいる。登山道より南にずれている。
最後尾の到着を待って本来の登山道を探す。
5分ほど離れたところに道を見つけるが、既に進んでいる者もいるので2班に分かれるのは良くないと、あとに続いて下りる。

3時である。出発して1時間半経過している。下から携帯電話で登山道に出たと連絡が入る。

道を見失ってから今まで、写真を撮る余裕がなかった。
送電線が見えたのでほぼ位置がわかったのだが、そこは結構な斜度がある場所で、笹に掴まって横移動を強いられる。
15時34分、送電線と登山道の交点に出る。
天狗山への道の半分くらいのところである。先発隊が待っていた。

途中大きいギョウジャニンニクが沢山あり、採っている人もいたが私は採る余裕なんかなかった。
遠藤山を出発してから2時間がたっている。

携帯電話交信圏内で良かった。
また、天候も晴れていて送電線が見えたので助かった。
登山道を進むとまた雪である。
曲がり角で道を外れないように進む。
やっと回りの景色に目が行く余裕が出てきた。
送電線と登山道の交点からここまで25分間歩く。
天狗山遊歩道の標識がある。天狗山山頂まで1,700m
天狗山山頂まで800m
道路に雪がなくなった。
振り返ると最後の雪が見える。
若い木は雪の重みでアーチ状になっている。
そろそろ登山口に着くだろう。
登山道にたどり着いてから約1時間がたった。
見えました、出口が見えました。天狗山スキー場の頂上です。
8:50 出発して16:45 到着ですから、7時間55分も楽しんだことになります。
スキー場の上から眼下の小樽市街を見ながら、冷たい缶ビールを飲んで生き返りました。
もどる
inserted by FC2 system